いよいよ海シリーズにST機登場です、そのお話はまた後日とします。
CR機では「確変機能」の搭載が認められており、多くの機種が発表されています。
ここ最近「ST機」と呼ばれる機種が多く発表され、最近では「CRパチンコ仮面ライダーMAXEDITION」直近では「CRびっくりぱちんこ あしたのジョー」です。
ST機の名称はパチスロでは既に認められていない4号機の「ストック機」ですが、
パチンコではスペシャルタイムと表現している場合があります、「回数切り確変機」です。
MAX・ミドルだけでなく甘タイプにも数回転のST機が出ておりやや古いですが
甘の「CR戦国双天絵巻 華恋姫伝PW]では確変時大当たり確率が9.995分の1ながら、
なんと9回転ものSTが付いていました。
確率計算上では61.3%で引戻すことになりさらに時短も付いていますので
一気の連チャン性能は大きく感じたものです、
もっとも当たり出玉数でのつじつまは合っています。
「仮面ライダー」の場合では、
確変時大当たり確率43.70分の1にて74回転のST機ですから、
あたりを引けない確率を74乗して1から引く計算ですから
1-(42.7/43.7)^74=0.8196・・・約82%の連チャン継続率です。
「あしたのジョー」では同じく35.1分の1の54回転ですから
1-(34.1/35.1)^54=0.790032・・約79%の継続率です、
もちろん両者はスペックそのものが異なりますので継続率だけでの比較ではありません。
ここで一般的な機種との「確変継続率」の考え方の違いを説明します。
チャッカー入賞時にセンサーにて「乱数・・・ランダム数値」を拾い、
それと大当たり判定での確変時の抽選判定用テーブルとの照合にて
単発・確変当たりを選択するのが通常のセブン機です。
一般セブン機「CR新世紀エヴァンゲリオン〜最後のシ者SFWS」であれば、
通常時大当たり確率346.8分の1・確変時大当たり確率34.68分の1です。
仮にハード乱数方式にて高速カウントする「乱数・・・数値」が65,536あるとすれば189個が
大当たり乱数にて内123個が確変当たり乱数(確変確率65%)となります。
確変時においては10倍の1,890個が当たり乱数、内1,230個が確変当たりとなります。
この場合、確変時には何らかの当たりを引かない限りはずーと確変状態であり、
稀に数百回転になる事もあります。
ST機は大当たりは総て確変状態になりますがその状態の回転数が決まっていますので
そこまでに当たりを引かない限りは通常状態になり「スルー」と表現します。
一生懸命投資しやっと引けた大当たりが1回で「スルー」すると気持ちがめげるのでしょう、
それは「確変」が消えたと感じる気持ちから生じるもので
「単発」当たりであったと考えるしかありません。
一度STに入れば「サクサク」と当たりが引ければ良いのですが
そうもいかないのが現実なんでしょう。
あくまで両者の違いは「確率計算上」では同じです、一度確変当たりになれば、
次に確変当たりの乱数を引けるか、当たりの速さで勝負するかです。
ST機は一般セブン機と同じ連チャン回数であれば短時間で達成する事になり、
閉店時間の都合で残り時間が少なくても大逆転できる可能性があるとも考えれますね。