スズメ絵日記・その7/パチンコチュートリアル

ホールのソファーで
ブヘ～～っと休憩していたら
目の前をス～・・・っと
音もなく何かが通った。

手をオバケのように
力なくつき出した・・・

全身真っ赤なジャージの
おじいさんですが・・・

おじいさんは台に座るでもなく、
データを見るでもなく
ただただ歩いてらっしゃいます。

はっきり申しますと・・・

オバケごわいッ！！！

おじいさんは店員さんの横も
時折通るのですが
店員さん、ノーリアクション！

オバケに弱いアッシは、
恐怖のあまり、
西川きよしばりに目をむいて凝視！
視線がロックオンしたまま離れません。

いや、おばけと決まった訳では
ありませんが

考えてみたら、よそのホールでも
生気の抜けた感じの
おばさんを目撃した事があり、

ちょっとオバケ疑惑を抱いた
チキンなアッシなのですが
おばさんオバケの方は
データを見ていたので

恐らく人間だと思われ。

相棒に
「こんなオバケごわい人見てんっ！」

と報告すると

「自分が死んだ事に気づかずに
打ちに来てしまったんやろな～・・・」

と、こえぇ一言を放たれてしまった。

おばさんの方は違ったとしても
赤ジャージのおじいさんは
そうなのかも？
と怯えてしまったスズメなのでした。

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